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自然の中での排泄行為

トイレ施設がない場所では、自然の中での排泄が必要となるかもしれません。

しかし、排泄物が生態系や衛生面に影響する恐れがあるので、あまり利用されていない場所でのみ可能です。

人間の排泄物は、水源から少なくとも100m以上離れた場所でえ、15cm以上の深さの穴に埋めなくてはなりません。

トイレットペーパーも排泄物と一緒に埋め、すべてが土と混ざって分解できるようにしましょう。

これには、動物の関心を引かないようにすることが出来るという理由もあります。

生理用ナプキンやタンポン、コンドームなどはビニール袋に密閉し、持ち帰る必要があります。

雪が積もっている場所では、雪の下の土に穴を掘り、雪がとけたときに排泄物が出てこないようにする必要があります。

頻繁に利用される地域や雪上、狭い渓谷へのエコツアーであれば、人間の排泄物をち帰り、下水施設に捨てることも考慮する必要があります。

しかしながら、これらは顧客の態度に対応して慎重に考慮して扱うべき事柄です。

人間の排泄物の取り扱いに関する西洋文化のタブーはかなり強力なもの。

多くの都会人は、自分の排泄物を穴に埋めるというだけでも十分冒険的な行為だと思うでしょう。

化学トイレとボートの汚水について

排泄物を処理する化学薬剤を含んだ化学トイレを使うツアーオペレーターもいます。

化学薬品は強力なので、直接または汚水浄化槽経由で環境に戻すのではなく、そのまま下水管に捨てなくてはいけません。

「ハニールー」の名で知られる化学トイレは、通常の化学薬品ではなく、より環境に優しい糖質の物質を使用しています。

また、ボートから汚水を投棄してはいけません。

港にはポンプで吸い上げる設備が大体備わっているので、もしそれがないようなら要求しましょう。

地方自治体や港湾局に相談するのがいいでしょう。

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ゴミと排水について

洗剤や石鹸を含む水は、責任を持って処理されねばなりません。

生物分解性のある石鹸や歯磨き粉ですら魚や水中生物に害を与える可能性があるので、水流から50mル以内の場所でものを洗ってはいけません。

洗濯に使った水は、土中で濾過されるよう撒き散らすこと。

また、絶対に残飯を川や湖に投げ捨てないこと。

できれば衣類の洗濯は、ツアー終了後にすることが望ましいです。

この方法で、石鹸を含んだ排水から環境を守ることができるのです。

そしてゴミについて。

動物が掘り起こしたり巻き散らかす可能性があるので、ゴミを燃やしたり埋めたりしてはいけません。

また、繰り返し土を掘り返すことで、雑草が生えたり侵食を増やす可能性があるのです。

特に通常のキャンプ場やピクニック場でゴミをブッシュに残していくと、ゴミに依存して生息する動物が増え、動物の数が不自然で均衡を失ったものになってしまいます。

動物はかわいいですが、困った存在になったり、加工された食料をとることにより病気になることもあるのです。

もし誰かが残したゴミを見つけたら、それらを拾うことによって環境悪化を防ぐだけでなく、顧客にも環境への良い行動のお手本を見せることができます。

多くのツアーオペレーターは、土地が誰のものであろうとツアーに使う場所にはゴミを残さず、きれいに保つように常に考えています。

それによって顧客の満足度も高まることになるのです。

錯乱したゴミはすぐに目に付き、見苦しいので、自然に基づいた旅行をする人が最もよく苦情を寄せる問題のひとつになっています。

キャンプに行こう

キャンプは、アウトドアを楽しむ一般的な方法で、多くのオペレーターがキャンプを旅行商品に取り入れています。

徒歩や乗馬、カヌーなどの車両以外の移動手段を使うツアーでは、必要な器具を自分たちで運んだり、あるいは1日のアクティビティ終了後にサポート用の車両が運ぶことになります。

どちらも同じように、環境への負荷を最小限にする方法です。

火の使用、汚水の廃棄やゴミ処理などの前述した問題が、キャンプのあらゆるアクティビティに関係してくるのです。

キャンプサイトを設営する際には、川などの水の流れから30メートル以上離れた場所を選ばなくてはなりません。

風向きや天候のパターンも十分考慮し、シェルターや風除けの設置場所を決めたり、キャンプファイヤーの火がゴミに燃え移ったり、キッチンテントを焦がしたりしないよう注意する必要があります。

もしキャンプファイヤーを行うのであれば、必ず以前に使われた場所を選ぶようにしましょう。

沼の多い場所や植物が生育している場所はきわめて損傷を受けやすいので、砂地か固い地面のような環境への影響が及びにくいキャンプ地を探すことです。

キャンプ地が回復できるよう、同じ場所には2晩以上宿泊しないようにする必要があります。

重くて暗いキャンバス地のテントに比べ、床や柱が付いた最新の防水性テントは使いやすくて環境への負荷も小さくなっています。

よく乾燥した場所にテントを張れば、テントのまわりの溝掘りは必要ありません。

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ブッシュウォーキング

ブッシュウォーキング人気の高まりとともに、人気のあるウォーキングエリアの多くが、ひどい影響を受けるようになっています。

小径があるのであれば、たとえごつごつしていたりぬかるんでいても、顧客に小径から外れないよう注意を与えなくてはなりません。

急なジグザグ道を突っ切って近道したり端を歩いたりすると、損傷を与え、見た目が悪くなるだけでなく浸食も起きやすくなります。

小径が設けられていない場所では、なるべく広がって歩いたほうが環境への影響が少なくなるのです。

小径のない地域では毎回違うルートを取り、できれば違う場所でキャンプすることが望ましいです。

エコツアーオペレーターとしては、どの種の植物が足で踏まれることに弱いのかを把握し、顧客にはできるかぎり固い地面の上を歩かせるようにする必要があります。

重いウォーキングブーツは脆弱な環境の場所では損害を与えるので、その地域に適した靴を推薦すること。

南部のごつごつした一部の地域を除けば、オーストラリアやニュージーランドのほとんどの地域では、丈
夫で軽いウォーキングブーツが適しています。

また小径やキャンプ場のまわりを歩くには、サンドシューズ(砂の上を歩くときに使うゴム底のズック)のようなソフトな靴がおすすめです。

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スポットライティング

スポットライティングは、夜行性の野生生物を観察するにはすぐれた方法です。

しかし、多くの動物は光に非常に敏感で、スポットライトは動物の視力に悪い影響を与える危険性が高いのです。

グループの安全のために最低限必要なライトだけを使用しましょう。

グループ全員にライトを持たせると混乱をきたし、動物にストレスがかかります。

暗闇で光っている目を探すには、最高60ワットまでのワット数の低いライトか小さな懐中電灯で十分です。

動物を観察するには、さらに低い30ワットまでのライトにするべきです。

動物を見つけ観察している間は、赤いフィルターをスポットライトにかぶせ、光の強さをやわらげること。

少し高価ではありますが、赤外線双眼鏡は動物に有害な光を使わないのですぐれた道具といえます。

音のレベルを低く保つことも重要なので、出発前にゲストに簡単な説明をしましょう。

グループ全体に説明する際には、全員が声の届く範囲に集まってからにすること。

2人目のガイドが列の後方について情報を提供したり質問に答えれば、参加者が列の前方に群がるのを防いだり、リーダーが大声を出したりする必要がなくなります。

さらに安全を強化することもできるのです。

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スポットライティング その2

夜行性動物の多くは木の上に生息するので、ゲストは暗闇の中を見上げながら歩くことになります。

わかりやすくてよく整備されている小路を利用するようになれば、ゲストは足元を心配する必要がなくなり、より楽しみが増し、事故の減少にもつながるのです。

公有地で夜間のスポットライトツアーをやろうと考えた場合には、地元の土地管理者に夜の観察計画についての詳細を提出することで、夜間立ち入り禁止となっている地区でも、利用を許可してもらえることもあります。

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ロッククライミングと懸垂下降

ロッククライミングと懸垂下降は、人気が高まっているアウトドア・アドベンチャー活動です。

ヴィクトリア州のアラバイラーズ山のように、オーストラリアには世界有数の場所がいくつもあります。

このような場所の多くは標準的な観光ルートから外れたところにありますが、それでも訪問者の増加により、岩の表面はもちろんのこと周辺のキャンプ場の環境にも大きな影響を与えています。

ロッククライミングや懸垂下降をやる人は、鳥の巣がある場所は避けるべき。

また岩の割れ目や溝の苔を取り除くのに、針金でできたブラシを使ってはなりません。

固定器具やチョークの過度な使用、岩を削ること、ボルトの使用などは慎重に検討する必要があります。

1回1回のアクティビティからは大きな影響が生じていなくても、アクティビティが重なると、長期的には環境へ多大な負荷を与えることになるのです。

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マウンテンバイク

ここ数年の間に、マウンテンバイクの人気が急速に高まっています。

多くの人が、自動車に比べ環境に優しい移動手段だと考えているようです。

過去においては、トレイルを飛ぶように走り、制御が利かなくなって自分自身にも他者にも危険を及ぼすマウンテンバイク利用者がたくさんいました。

適切な案内や指導をすれば、このような危険な行為はなくなるはずです。

マウンテンバイクが利用できる小径の多くは、乗馬にも使われています。

自転車利用者は馬に道の優先権を譲り、また馬を脅かすのは危険なので気を付けなければなりません。

馬の存在に気付いたら自転車から降り、自分自身の存在を伝え、馬や乗馬する人が通り過ぎる間、動物が安心するよう話しつづけること。

小径についた蹄の跡など馬がいるサインに注意していれば、十分準備ができるはずです。

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