なるほどなるほどねっ その5
企業というものはいつも、極大の利益をあげるような最適の生産・販売体制で経営しているつもりす。
これが伝統的な〈企業理論〉ですが、実際には、そのようになっていないそうです。
そこで、企業の新しい理論〈企業の行動理論〉は、こう説明します。
企業には要求水準があって、これを目標水準として経営努力していますが、その目標が達成されると、企業としてそれに満足します。
そうなると、企業のなかの圧力が弱まってしまいます。
したがって、そこに企業のスラック(たるみ)がでます。
こういう現象は、好況のときに起こりやすいそうです。
決して怠けているわけではないのですが、目標に達すると、人情として気を抜くものです。
それが不況になると、どうしても目標が達成しにくくなります。
ここで、この"たるみ"を締め直して、要求と目標が一緒になるように努力をします。
ある企業がやってきたコスト・ダウンは、これを実践で示した事例なのです。